ネットワークスペシャリスト 平成28年秋期試験 午後Ⅰ 問1 設問1

ネットワークスペシャリスト 平成28年秋期試験 午後Ⅰ 問1

設問1 本文中の[ア]〜[エ]に入れる適切な字句を答えよ。

初めにネットワーク構成を確認しておく。

[ア]、[イ]

・外部からA社へのメール

外部のメールサーバは、DNS3に設定された資源レコードのうち、[ア]レコードの情報に従って、A社ドメイン宛メールを[イ]に転送する。
A社内PCは、[イ]に届いたメールを、POP3を用いて取得する。

まずは[ア]について。[ア]にはメールを意味するMXレコードが該当する。詳しくはDNSのリソースレコードについて見て欲しい。

POP3を使い、社内のメールサーバからメールを取得する。[イ]にはA社のネットワーク内にあるMSV3が該当する。「POP3」と「IMAP」の違いについてもおさらいしておこう。

[ア]:MX
[イ]:MSV3

[ウ]

各社員のPCにインストールしたメールクライアントから、[ウ]にSMPTS(SMTP over TLS)でメールを送信しています。受信については、同じサーバにPOP3S(POP3 over TLS)でアクセスしています。

こちらはB社のメール送受信について。B社内にはメールサーバはなく、Q社から提供されているメールサーバを利用している。よって[ウ]にはMSV2が該当する。

[ウ]:MSV2

[エ]

・MSV3は、SMTPプロトコル上でユーザ認証を行う方式である[エ]を導入し、③TCPの587番ポートで接続を受け付ける。また、その通信に対してTLSによる暗号化を行う。

SMTPにおいて認証を行う方式としては、「SMTP-AUTH」と「POP before SMTP」が挙げられる。

ざっくり以下のような違いがある。

POP before SMTP

「POP before SMTP」は,メールを送信する前に,受信で使うPOP3でユーザーを認証するというもの。POP3の認証を通ると,メール・サーバーはそのマシンのIPアドレスを一定時間保存する。その時間内に同じIPアドレスを持つマシンからSMTPの接続要求があったときだけ,メール・サーバーは接続を許可する。

SMTP AUTH

「SMTP AUTH」はSMTPに認証のしくみを入れたものだ。POP before SMTPはメール・サーバーに追加設定をするだけだが,SMTP AUTHはメール・サーバーとメーラーの両方が対応していなければならない。

問題文には「SMTPプロトコル上で」とあるので、[エ]にはSMTP-AUTHが該当する。

他にも、本文中の「TCPの587番ポート」がサブミッションポートであることからSMTP-AUTHを思いついた人もいるかと思う。

参考資料:図解で学ぶネットワークの基礎:SMTP/POP3編

[エ]:SMPT-AUTH

 

つづく。